果物狩りには、もぎたて新鮮で栄養価の高い果物を食べられることや、自分の手で果物を収穫する体験ができること、自然に触れられることなど、様々な魅力があります。この記事では、7月に果物狩りをする場合におすすめしたい果物、「桃」と「ブルーベリー」についてまとめます。
7月に果物狩りをするなら「桃」狩りがおすすめ
桃とは
桃は中国原産のバラ科モモ属の落葉性小高木です。桃が中国から日本に伝えられたのは弥生時代といわれています。大正時代には国や県の果樹試験場を中心として多くの優良品種が育成され、日本独特の白肉で糖度の高い品種群が育成されました。
桃は春になると五弁もしくは多重弁の花を咲かせ、夏になると球形の果実をつけます。食用としても、観賞用としても世界各地で栽培されている桃ですが、日本では主に食用として栽培されています。日本の桃は糖度が高く、水分が多く、そして滑らかな食感で、世界的に評価されています。未熟な果実や種子に含まれるアミグダリンという青酸配糖体は人体に有害なため、摂取しないようにしましょう。
美味しい桃の選び方
持ち上げたときに重量感があり、左右対称のきれいな丸みのものを選んでください。
必ずしもそうであるとは限りませんが、果皮に白い斑点のあるものは糖度が高い傾向にあると言われています。軸周辺の果皮が緑色のものは未熟なため、追熟させる必要があります。
桃の保存方法
硬い未熟な桃は、乾燥を防ぐために新聞紙に包むか、ポリ袋などに入れ、常温で風通しのよい場所で追熟させます。熟した桃はすぐに傷んでしまうため、早めに食べきりましょう。
桃狩りができるスポット
・果王園
山梨県にある果王園は入園料無料で桃やぶどうの試食ができます。桃狩りやぶどう狩り、バーベキューもできます。
<所在>
〒405-0078
山梨県笛吹市一宮町田中349
<問合せ先>
電話 0553472257
<アクセス>
(1) JR中央線 石和温泉駅または山梨市駅から車で10分
(2) 中央自動車道 一宮御坂インターから車で10分
<期間>
6~10月頃開園しています。桃やぶどうがなくなり次第、閉園します。
<料金>
小箱(桃5個分)2500円、箱中(桃8個分)3800円となっています。
・中込農園
山梨県にある中込農園は、富士山や富士五湖、八ヶ岳、南アルプスなど、豊かな自然に囲まれています。果物の品種の数や耕作面積が山梨県トップクラスで、桃狩りだけでなく、サクランボ狩りやプラム狩り、梨狩り、ブドウ狩り、リンゴ狩り、柿狩りなども楽しむことができます。
<所在>
〒400-0222
山梨県南アルプス市飯野2281-1
<問合せ先>
電話とFAX
0552830505
携帯電話
09035202635
09040748283
09016642921 ※英語で話したい場合はこの電話番号にお願いします。
ホームページ
※急ぎでない場合は、「ご予約・お問い合わせはこちらから」に必要な項目を入力して連絡してください。
<アクセス>
(1)最寄インター中部横断自動車道白根ICから車で約3分
(2)JR中央線甲府駅から路線バス山梨交通バス(西野経由)「三階バス停」下車、徒歩約5分
<期間>
営業期間は6月初旬~12月初旬です。桃狩りを楽しめるのは6~8月頃です。営業時間は6~9月が午前9時~午後5時(最終受付午後4時)、 10~12月初旬が午前10時~午後4時(最終受付午後3時)となっています。
<料金>
コースによって料金が異なります。大人であれば1500~5000円と、リーズナブルなコースからお土産が付いた特別なコースまで用意されています。
7月に果物狩りをするなら「ブルーベリー」狩りがおすすめ
ブルーベリーとは
ブルーベリーはツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される落葉低木果樹の総称です。栽培しやすく手間がそれほどかからない手軽さと、北海道や本州全域で育つ環境への適応力の良さ、そして管理を怠らなければ農薬の使用なしに栽培できる点がブルーベリーの大きな魅力です。ブルーベリーの果実1粒1粒はとても小さいですが、甘さと酸味を楽しめて栄養価も高い優れた果実です。
ブルーベリーは、寒冷地向きの「ハイブッシュ」、暖地向きの「ラビットアイ」、荒れ地に自生する「ローブッシュ」の3種類に大別できます。日本で栽培されているブルーベリーのほとんどがハイブッシュとラビットアイで、ローブッシュはあまり栽培されていません。
北米原産のブルーベリーはアメリカ先住民にとっては重要な果物でした。アメリカで本格的に栽培され始めたのは1920年頃と言われています。日本に導入されたのは1951年(昭和26年)で、民間で栽培され始めたのは1976年(昭和51年)頃です。今ではすっかり日本でもブルーベリーが定着しました。
美味しいブルーベリーの見分け方
果皮に張りがあり粒がふっくらしていて、表面に果粉と呼ばれる白い粉が付着しているものは新鮮です。また、果皮が軸の付け根まで濃い青紫色をしているものは完熟していて糖度が高いです。果皮がシワシワになっているものは鮮度が落ちています
ブルーベリーの保存方法
タッパーなどに入れ冷蔵庫に保存し、できるだけ早く食べてください。時間が経つと果皮の色が悪くなります。食べきれなかった場合、ジャムやソースに加工するか、冷凍保存すると良いです。
ブルーベリー狩りができるスポット
・渡辺ブルーベリー園
酸味が強い品種や甘さの強い品種など、様々な種類のブルーベリーのもぎ取り食べ放題を楽しむことができます。
<所在>
〒345-0816
埼玉県南埼玉郡宮代町字金原295
<問合せ先>
電話 09066856436
<アクセス>
(1)東武スカイツリーライン「東武動物公園」駅より徒歩約35分、車約10分
(2)東武スカイツリーライン「姫宮」駅より徒歩約30分、車約10分
※無料の駐車場が10台分あります。
<期間>
ブルーベリー狩りを楽しめるのは7~8月中旬頃です。開園時間は午前10~16時頃です。定休日は月曜日です。
<料金>
大人(高校生以上)は1000円、小人(小・中学生)は500円、未就学児は無料でブルーベリー狩りを楽しむことができます。
・やまはち農園
完全無農薬栽培された小さなお子さんでも安心、安全なブルーベリー狩りをお楽しめます。園内にあるハーブ園や江戸時代創業の製粉加工場などの見学もできます。
<所在>
〒179-0076
東京都練馬区土支田4丁目45−10
<問合せ先>
電話 0339240254
<アクセス>
(1)地下鉄成増駅車約10分
(2)関越自動車道大泉出口車約10分
<期間>
ブルーベリー狩りを楽しめるのは、7月下旬~8月下旬頃です。
<料金>
100g200円です。食べ放題ではないので、注意してください。