果物の名前の漢字まとめ、日本でメジャーな果物を中心に

果物の名前は「りんご」や「メロン」のように平仮名や片仮名で表記されることも多く、いざ漢字で書こうとすると意外と書けないものもあります。ここでは、日本でよく食べられている果物の名前の漢字表記とその果物の概要を季節ごとに紹介します。比較的、難易度の低いものを中心にまとめますので、皆さんも読めるかどうか確認してみてください。

果物の名前の漢字一覧【春の果物編】

・苺 (いちご)
いちごはバラ科の多年草でリンゴや梨、桃と同じ仲間です。12〜翌5月くらいが旬です。いちごは10〜20年程で世代交代すると言われており、新しい品種が続々と誕生しています。

・八朔(はっさく)
八朔は日本原産のミカン科、柑橘類の1種で、旬の時期は1〜4月頃です。歯ごたえのある淡い黄色の果肉は、ほどよい甘みと酸味、そして独特のほろ苦さがあります。旧暦の8月1日頃から食べられるため「八朔(はっさく)」と命名されたと伝えられていますが、実際のところ、この時期の八朔の果実はまだ小さく食用に適していません。

・河内晩柑(かわちばんかん)
河内晩柑(かわちばんかん)は、5月に開花して実をつけ、翌年の9月頃まで樹上に実をつけている柑橘で、ザボン(ぶんたん)の一品種です。発見された場所が熊本県河内町であり、晩生の柑橘であることからこの品種名になりました。
見た目がグレープフルーツに似ているため、和製グレープフルーツと言われることもありますが、グレープフルーツのような苦味は少なく、さっぱりとした甘みがあります。

・枇杷(びわ)
びわはバラ科の常緑高木です。びわの収穫時期は4~6月頃です。果実が琵琶に似た形をしているため、この名で呼ばれるようになりました。果実はオレンジ色で柔らかく、爽やかな甘さがあります。食用のものは40~80g程度の大きさの品種が一般的です。

果物の名前の漢字【夏の果物編】

・杏(あんず)
あんずはバラ科サクラ属の落葉小高木で、旬の時期は6〜7月頃です。あんずは酸味の強い品種が多く、生食されるよりもジャムや洋菓子などに加工されることが多いです。

・梅(うめ)
うめはバラ科サクラ属の落葉高木で、旬の時期は5〜6月頃です。うめは生食できないため、梅干しや梅酒、カリカリ梅など様々なものに加工されます。梅には特有の酸味と香りがあります。

・李(すもも)
すももはバラ科の落葉小高木です。6〜9月頃が旬です。すももは、中国原産の「日本すもも(プラム)」と、ヨーロッパ原産の「西洋すもも(プルーン)」に大別されます。
日本すももが主に生食されるのに対し、西洋すももは生食されるだけでなくドライフルーツやジャム、コンポートなどに加工されることが多いです。

・桜桃(おうとう)
「桜桃(おうとう)」とはさくらんぼの正式名称です。おうとうはバラ科サクラ属サクラ亜属の果樹であるミザクラ類の果実で、6~7月に旬の時期を迎えます。「さくらんぼ」という名前は桜の実を指す「桜ん坊」に由来すると言われています。日本で交雑・育成されたさくらんぼは赤い実の品種が多く、上品で繊細な味わいを特徴とします。

・西瓜(すいか)
すいかはウリ科スイカ属のつる性一年草で、旬の時期は6~8月頃です。漢名である「西瓜」は、中国から見て西に位置するウイグルから伝わった植物であることに由来すると考えられています。日本では、球形で、深緑色の果皮に縦縞の模様が入っており、果肉が赤くて甘く、水分をたっぷりと含んでいる品種のすいかが多く流通しています。他にも、楕円形のもの、果皮が薄緑色のもの、黒色に近いもの、果肉が黄色のものなど様々な品種のスイカが存在します。

・甜瓜(てんか)
「甜瓜」とは「メロン」のことです。メロンは「甜瓜」の字からも想像できる濃厚な甘さが特徴のウリ科の一年生草本植物で、5~7月に旬の時期を迎えます。多くの品種は球形ですが、ラグビーボール形や細長い形の品種もあります。また、果実の表面に網目(ネット)が生じるものと生じないものがあります。果肉の色で分類すると、赤肉種、青肉種、白肉種の3種類となります。

・桃(もも)
桃はバラ科モモ属の落葉性小高木です。旬の時期は7~8月頃です。桃は、食用としても、観賞用としても世界各地で栽培されていますが、日本では主に食用として栽培されています。日本の桃は食味に優れており、世界的に評価されています。

果物の名前の漢字【秋の果物編】

・梨(なし)
梨はバラ科ナシ属の植物で、旬の時期は8~9月頃です。梨は「和梨(日本梨)」、「中国梨」および「西洋梨」の3種類に大別されますが、日本語で単に「梨」と言う場合はこの中の「和梨」を意味します。和梨は果皮が茶色の「赤梨」と果皮が緑色の「青梨」の2種類に大別できます。和梨の最大の特徴は、リグニンやペントザンという成分からできた「石細胞(せきさいぼう)」による独特のシャリシャリとした食感です。

・林檎(りんご)
りんごはバラ科リンゴ属の落葉高木樹で、旬の時期は10~3月頃です。植物学上は「セイヨウリンゴ」と表されます。「林檎」という漢字の表記は、元々、同属別種の野生種ワリンゴの漢名です。ワリンゴは中国から日本に渡ったと推定されます。その後、西洋リンゴが西洋から日本に導入されると、西洋リンゴの方が一般的になったため、西洋リンゴは「りんご」、ワリンゴは「和りんご」と呼び方を変えて区別するようになりました。

・葡萄(ぶどう)
ぶどうは、ブドウ科のつる性落葉低木で、旬の時期は8~10月頃です。ぶどうの品種は世界中で1万種以上も存在するといわれています。未熟なぶどうの果実の果皮はどれも緑色ですが、成熟の過程で色素が作られ赤色や黒色にも変化していきます。成熟しても緑色の果皮のブドウは色素が作られない種類のブドウです。

・柿(かき)
柿はカキノキ科カキ属の落葉樹で、旬の時期は10~11月頃です。柿は、大きく「甘柿」と「渋柿」の2つに分けることができます。成熟した果実に渋みがあるかどうかで、どちらの種類の柿であるかを判断できます。

果物の名前の漢字【冬の果物編】

・蜜柑(みかん)
通常、単に「みかん」というと「温州みかん」を意味します。温州みかんは、ミカン科の常緑低木で、旬の時期は11~12月頃です。温州みかんは温暖な気候を好み、温暖な地域で栽培されています。温州みかんは、みかんの生産地として有名な中国にある「温州」という地名にちなんで命名されましたが、実は中国原産ではなく日本原産であることが推定されています。

・柚子(ゆず)
ゆずはミカン科ミカン属の常緑小高木で柑橘類の1種で、旬の時期は12月頃です。果皮の表面はでこぼこしていて、果実には種子が多く付き、強い酸味と独特の香りが特徴的です。「柚」の一文字で「ゆず」と読むこともあります。